政治権力によるマスメディア支配を通じる情報操作が激しさを増すなかで、真実の情報を発信し得る極めて貴重なツールがインターネットである。優良なインターネット情報だけが真実を、迅速に、同時に多数に伝え得る手段になっている。
しかし、インターネット情報に対しても、政治権力は言論弾圧の牙を徐々に剥(む)き始めているように感じられる。4月18日付記事に記述した「週刊新潮」による本ブログ誹謗中傷記事掲載も、その端緒であるように感じられる。インターネットに対する規制・監視を強化する動きが本格化し始めている。
このような情勢下で、新たに、国民の「知る権利」と、ブログ情報発信者の「表現の自由」を守ることを目的とする運動が開始される。
ジャーナリストの高橋清隆氏は、これまで、私が巻き込まれた冤罪事件について、多くの検証記事を執筆してきて下さった。本年1月には、「ワールド・フォーラム」で、「世論を誘導するマスメディアの本質」と題する講演もされている。
昨年10月に上梓(じょうし)された『偽装報道を見抜け−世論を誘導するマスメディア報道の本質』(下記参照)でも、私が巻き込まれた事件について詳述して下さった。
講演映像については、すでに「植草一秀氏を応援するブログ」様が紹介くださっているが、You Tube映像で閲覧可能である。
このたび、ワールド・フォーラム代表の佐宗邦男氏、高橋清隆氏などが世話人となり、「ワールド・ブロガー協会」が設立される。4月21日午後1時30分より、
「ワールド・ブロガー協会設立記念講演会・第1回取材会」
が新宿区の箪笥区民ホールで開催される。
この情報は、すでに「神州の泉」主宰者の高橋博彦氏が4月12日付記事に記述されている。高橋博彦氏も、かねてより、ネット情報への規制、監視強化に対する危惧を指摘されてこられている。
記念講演会では、
元日本経済新聞論説委員 和佐隆弘氏
国民新党代表代行 亀井静香氏
大阪学院大学名誉教授 丹羽春喜氏
が三部構成の講演会で、講演や対談をされる。
一人でも多くの人々が参集し、言論の自由を守り、「政治権力による情報の支配・統制」という、極めて重大で深刻な問題に対応してゆくことが求められる。
ワールド・ブロガー協会のHPから、協会設立の目的を以下に転載する。
ブロガーの発表する権利と、読者の知る権利を守るために、
1.日本国憲法第二十一条、表現の自由の精神に則り、ブロガーの情報発表の場を確保する。
2.発表者とブロガー協会会員の情報交換により、情報の信憑性・真実性を高める。
3.ブロガー協会会員が連帯することにより、ネット規制等による情報発信の不具合に対する現状を共有し、自由な発表環境を確保する。
4.プライバシー侵害、肖像権侵害、名誉毀損など、ネット利用における情報発信の質の向上に努める。
5.以上により、ブロガーによる情報発信の信頼性を高め、ブロガーの発表する権利と、読者の知る権利を守るために、ワールド・ブロガー協会を設立するものとする。
(転載ここまで)
現在の日本においては、特権官僚(官)、大資本(業)、米国(外)が巨大利権を維持するべく、政治屋(政)と癒着し、御用メディア(電)を支配して国民世論を操作し、利権互助会を編成している。これが、「政官業外電の悪徳ペンタゴン」である。
「悪徳ペンタゴン」は次期総選挙での本格的政権交代実現を阻止するために、不正なマスメディア支配を活用して、世論操作活動を展開している。
ネットから「真実の情報」を発信しなければ、「悪徳ペンタゴン」の利権維持の企(たくら)みを挫(くじ)くことはできない。そのため、ネットに対する規制、監視、弾圧を徹底的に糾弾(きゅうだん)してゆかなければならない。
この意味で、「ワールド・ブロガー協会」に優良ブロガーが参集し、権力に対する牽制(けんせい)力が発揮される状況が生まれることが望ましい。
「ワールド・ブロガー協会」の設立が成功し、大きく発展されることが期待される。
協会設立の趣旨や設立記念講演会の内容については、高橋清隆氏が詳述されている「ライブドアPJニュース」をご高覧賜りたい。
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