Re: 小泉や安倍は果たして本当に極右なのか!?
http://www.asyura2.com/0610/idletalk21/msg/856.html
投稿者 こげぱん 日時 2006 年 12 月 29 日 01:47:05: okIfuH5uFf.Lk

(回答先: 「自由の国」を作ろう! 投稿者 heart 日時 2006 年 12 月 28 日 22:29:08)

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教育基本法が「改正」され、先日、施行されました。
安倍首相は、臨時国会閉会後に開いた記者会見で、五年以内に憲法を改正したいと再び明言しました。
安倍政権が推し進めようとしている教育改革及び改憲。
この二つは、政治権力を持つ者にとって都合のいいイデオロギーを国民全員に強要し、他のイデオロギーの存在を認めないという点において共通しています。

国民全員を、国家にとって都合のいいある特定の一つのイデオロギーに洗脳しようという、国民洗脳法なのです。
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小泉・安倍政権がある単一の価値観を強要しようとしているのは周知の事実ですが、果たして小泉・安倍が強要しようとする価値観は単なる皇国史観なのか。新自由主義路線+対米追従、売国路線という小泉・安倍政権の2大政策を見れば、小泉・安倍政権で見られる復古調は、実は右派の支持を得るだけが目的の売国政策の隠れ蓑に過ぎないのではないか。この点で日本の左派が小泉靖国参拝などの、一見軍国主義的復古調にみえるパフォーマンスを「自虐史観」的観点からだけで批判するのは、右派との連携を難しくするだけではなく、単なる売国政権(もちろん、グローバリストに都合のいい戦争なら尻尾を振って参戦するであろう)という小泉・安倍政権の本質を見えにくくしてしまわないか、という懸念を感じる。

小泉・安倍の復古調パフォーマンスを見ていると、1980年代のアメリカ・レーガン革命との類似性を思い起こさせる。レーガン革命はワシントンやニューヨークを支配していたリベラルやグローバリストに対するアメリカ保守派の反撃であったが、その実レーガン革命の実体と言えば、事実上の大統領だったブッシュSr指導による新自由主義路線であり、レーガン革命で一番利益を得たのは保守派の敵であるグローバリスト連中で、レーガンの愛国主義的レトリックに踊らされた保守派庶民はバカを見た。新自由主義全盛の今日、日本の右派は四半世紀前のアメリカ保守派の挫折から何らかの教訓を得たほうがいいのではないか。

いずれにせよ左右が反小泉・安倍で連携して、美しい国ではなく自由の国を作ろうとするなら、「皇国史観・戦前礼賛」「自虐史観・一国平和主義」という不毛な空理空論対立から脱却して、売国政権(もしくは法華経神権政治)という現政権の本質一点を衝く反対運動の必要性を感じます。

▽参考リンク
れんだいこ人生学院・安倍政権考
http://www.marino.ne.jp/~rendaico/abeseikenco/top.htm

れんだいこ人生学院・日本神話考
http://www.marino.ne.jp/~rendaico/yamataikoku/nihonsinwaco.htm
(皇国史観の大半は荒唐無稽だが、皇国史観と正統日本史を混同して過去を全否定するのは愚劣である)