怒りを共に!「権力に弱いマスコミ糾弾」
at 2005 10/24 10:48 編集
今日は、社会の不正・警察官僚の裏金問題を追及したり、共謀罪反対で精力的に活動されている「大内 顕氏」のHPを見て驚きました。
平沢勝栄議員にも驚きましたが、「権力に弱いマスコミ」に、はらわたが煮えくりかえりました。是非、皆さんにも、知っていただきたいので、以下に引用します。。
《2001年11月、「ビートたけしのTVタックル」という番組のスタッフから、こんな話が来た。
「番組で警察の裏ガネ問題を取り上げます。大内さんには、まずインタビューで、機動隊旅費の不正経理の実態をしゃべってもらって、それをスタジオで流しながら、たけしさんや他のゲストとトークしてほしいのですが。平沢勝栄さんもゲストで出ます」
平沢勝栄衆議院議員。今では、対北朝鮮問題でおなじみだが、彼はもともと、警視庁防犯部長、岡山県警本部長、警察庁長官官房審議官などを歴任した、警察官僚である。
平沢氏が警察で歩いた道筋は、私が告発し続けてきた裏ガネ問題と無縁ではない。むしろ、氏の立場では、細かい仕組みを知らないにせよ、裏ガネで、相当「おいしい」思いをしたはずだ。私は、そんな氏との直接対決を楽しみにしていた。
インタビューの収録が無事に終わり、スタジオ収録が数日後に迫ったある日、番組スタッフから電話があった。
「申し訳ありません。上の者から、急きょ企画変更の指示がありました。大内さんのインタビューは流しますが、スタジオ入りはボツになりました。残念です」
理由を聞いても、妙に歯切れが悪い。
「僕らも、はっきりしたことはわかりません。ただ、一部に『大内さんは経歴を詐称している』といった情報もあるみたいで…。それで、『あいつが出るなら自分は出ない』なんて言ったゲストがいるとかいないとか…」
端的に言えば、平沢氏が、私とは一緒に出たくないと言ったということだ。私は、その連絡を受けたとき、
(政治家に嫌われるなんて、自分も大物だな)などと、のん気に考えていた。
11月26日、番組はオンエアされた。私がインタビューで、
「警視庁の機動隊員に支給されるべき旅費、年間12億円は、すべて警備第1課に不正にプールされて、裏ガネになっている」と証言したあと、ビートたけしが言った。
「この問題は簡単だよ。機動隊の人に、『旅費もらってますか?』って聞けばいいんだ」
すると、スタジオで出演していた、匿名(顔にモザイクがかかり、声も加工されていた)の元警視庁警察官が答えた。
「僕も機動隊にいましたけど、旅費をもらったことはないし、そもそも、旅費の存在も、今初めて知りました」
ここから、平沢氏の大反撃が始まる。
「これはねえ、この話は、一部特定の人たちが、意図的に話を誇張して、事実をねじ曲げていることですよ。こんなこと、会計検査院が見逃すはずがない」
お得意の、右手をパーの形に広げて、上下に揺らすポーズで、氏は、怒りの表情を浮かべて続ける。
「だいいち、この大内さんっていう方は、このことで記者会見までしたんでしょう? それなのに、マスコミも全然報道しないじゃないですか」
私は、まさに「意図的に事実をねじ曲げる、一部特定の者」にされている。
「きちんと隊員に支給されているかを聞けばいいんです。今スタジオにいるような人ではなく、警察庁に。僕は聞きましたよ。警察庁は、『支給している』と、はっきり言っていました」
政治家に公式に聞かれて、警察庁が「すいません、裏ガネにしています」と答えるわけがない。
結局、平沢氏の雄弁な「演説」で、番組はまとめられた。私は、本当に悔しかった。私がスタジオにいれば、蜂の一刺しぐらいはできただろうが、これでは、ただの「ウソつき」扱いだ。経歴詐称とまで噂を流されてもいる。
この「経歴詐称」疑惑が何を指しているのかは、今でもまったく不明だが、誰かが私の経歴を誤って報道したことが仮にあったとしても、私自身が詐称したことは、いまだかつてない。
私の告発は、ウヤムヤにされ続けている。私は、その当時執筆していた告発本に、一縷の望みを託した。
いかがでしたか。どちらかが「ウソ」をついていますよね。
なお、大内顕氏のHPは、下記のとおり。
http://incidents.cocolog-nifty.com/the_incidents/
|