http://www.asyura2.com/12/senkyo128/msg/389.html
検察の後は最高裁が裁かれる番だ
http://www.amakiblog.com/archives/2012/04/01/
2012年04月01日 天木直人のブログ
「組織防衛を過度に重要視する風潮が、特捜部や検察庁内にあった
ことは否定できない」、
「・・・検察官は、逮捕や起訴といった強大な権限を持つ・・・
権限行使が独善に陥らないこと、謙虚な姿勢を保つべきことなど・・・
改革を進めねばならない」、と。
警察による逮捕から始まって検察による起訴、求刑に至る一連の司法
手続きという名の人権拘束は、最後は裁判で終わる。
そのような絶大な国家権力を行使する最高裁判所が、組織的に腐敗
していたとすればどうか。
実は大手メディアは決して書こうとしないが、聖域とされてきた
この国の最高裁判所の組織的疑惑が次々と明らかになりつつある。
良識ある市民たちが行動を起こし、最高裁の疑惑がインターネット
を通じてどんどんと拡散しつつある。
しかもその疑惑が、いまの政治の最大の問題である小沢強制起訴事件
に及んでいるという見方が急浮上しているのだ。
どうやらとんでもないことがこの国の最高裁の手で行われて来たの
ではないか。
最高裁が裁かれる時こそこの国に真の民主主義は訪れる時である。
さぞかし今頃は野田民主党執行部の黒幕と最高裁が小沢裁判の判決を
どうするのかで密議を繰り返しているに違いない・・・
社説:元特捜幹部有罪 検察全体に反省迫った :2012年4月1日 毎日新聞
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20120401k0000m070121000c.html
社説 特捜部長有罪―検察の体質も裁かれた :2012年4月1日(日)付朝日新聞
http://www.asahi.com/paper/editorial.html#Edit2
特捜部の威信や自らの地位を守るための犯行であり、刑事司法に悪影響をもたらした――。
大阪地検特捜部で起きた証拠改ざん事件で、当時の大坪弘道(ひろみち)部長と佐賀元明(もとあき)副部長に対し、大阪地裁は懲役1年6カ月執行猶予3年の判決を言い渡した。その際の裁判所の指摘である。
巨悪を暴くはずの特捜検察の組織ぐるみの犯罪であり、それを身内の最高検が摘発するという例を見ない不祥事だった。
判決によると、厚生労働省の村木厚子さんの無罪が確定した郵便不正事件で、部長らは主任検事が証拠を検察に有利なように書き換えたのを知りながら、その事実を隠していた。それが犯人隠避の罪に問われた。
証拠改ざんの疑惑が表面化する発端は、村木さんの初公判だった。問題の証拠が検察の主張と矛盾することを弁護側が指摘したのだ。
その直後に改ざん疑惑は副部長に伝わり、部長にも報告された。しかし証拠に手をつけたことを知りながら、それを解明することなく公判を続けた。
立ち止まれる機会は幾度かあった。だが、捜査と公判にかかわったほかの検事らも目をつぶってしまった。
改ざんがわかった時点で誠実に対応していれば、村木さんの無実はもっと早く証明されたはずだ。
この事件を検証した最高検が、報告書で「引き返す勇気」の大切さを説いたのは、そうした反省からだった。
一方で最高検は、部長が村木さんの摘発を強く求め、捜査に消極的な意見を嫌ったことが改ざん事件の背景にあると指摘してきた。
だが、個人の資質のせいにして済ませられる話ではない。問題は検察の体質そのものにもあったのではないか。
不都合な証拠に目をくれず、あらかじめ描いた構図に沿って捜査を進め、否認しても聴く耳をもたない。村木さんの冤罪(えんざい)を生んだ背景には、そんな捜査手法があった。
判決は量刑を述べる中で「検察組織の病弊ともいうべき特捜部の体質が生んだ犯行」と指摘して、執行猶予をつけた理由にあげた。
検察の体質そのものが裁かれたと受け止めるべきだ。大阪だけの話ではない。
最高検は再発防止策として、内部監査や決裁体制を強化し、取り調べの録音・録画の範囲拡大などを打ち出している。
そうした改革を実質の伴うものにするしか、国民の信頼を取り戻すことはできない。
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